高校探究プロジェクトでは、2022年度より、各教科における探究的な学びの実現に向けて、それぞれワークショップやセミナーを開催してきました。
2024年度も、さまざまなカタチでワークショップ等を開催していきます。過去のワークショップ等については過去に開催したワークショップ一覧をご覧ください。

全教科共通ワークショップ

概念理解を軸とした探究的な授業~IB教育における概念型探究から学ぶ~

昨年末になされた中教審への諮問以降、「ビックアイデア」「中核的な概念」というワードを耳にすることが増えています。「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて、各教科等の中核的な概念を中心に、教科の目標・内容について、一層の構造化をすることが議論されています。

このような構造化やカリキュラム・単元計画などに対して、概念理解を軸とした学習を中心に据えている国際バカロレア(IB)教育は先駆的です。

今回は、日本における国際バカロレア(IB)の教育を専門とされている高校探究プロジェクト委員の玉川大学大学院教育学研究科教授 星野あゆみ先生(国際バカロレア機構 アジア太平洋地域日本担当地域開発マネージャー)をお迎えし、「IB教育における概念型探究」について、ご講演いただきます。

星野先生は、「概念的な授業を教師が意識するだけで、生徒たちがその概念を手掛かりにして他教科や現実事象とのつながりを見つけていく。ちょっと意識するだけで、生徒の視野がどんどん広がっていくと感じている。」と話されています。

星野先生のお話しから、それぞれの教科における中核的な概念等による構造化、単元計画、授業デザインなどを考えるうえでも、多くの示唆が得られると考えています。
星野先生のお話をもとに、教科ごとで対話する場を設定しますので、ぜひ校内等でお誘いあわせのうえ、ご参加ください。


***** 開催概要 *****

■開催日時:2025年10月25日(土)14:00~15:30
■ 参 加 費 :無料
■形  式:Zoomによるオンラインセミナー
■対  象:高等学校等教員(教科不問)、教育委員会指導主事等、教員志望の学生等
■申し込み:9月15日(月)から開始します。
■プログラム
13:45 Zoom開設
14:00    オープニング・セミナーの趣旨説明
14:10 講演「国際バカロレア(IB)教育における概念型探究」
     講師:玉川大学 教授 星野あゆみ先生
        (国際バカロレア機構 日本担当地域開発 マネージャー)
15:00 質疑応答をもとに対談
15:10 講演をもとに対話
15:30 クロージング

※10月25日に開催しました。
◆当日の様子はニュースレターVol.51に掲載しています。ぜひご一読ください。

授業研究の改善&研修用動画(ツールキット)活用のためのオンラインセミナー

各教科において、「主体的・対話的で深い学び」や「探究的な学び」を実現することが求められています。それに伴い、授業研究や教員研修のアップデートも求められています。一方で、授業研究や研修が形骸化しているという声も聞かれます。

高校探究プロジェクトでは、各教科における探究的な学びのある授業デザインやその授業研究で利用できる資料や動画を「ツールキット」として,Webページで公開しております。

本セミナーでは、高校プロジェクト委員であり、学部生の教職実践演習などの授業も担当している大澤克美先生(東京学芸大学特任教授)より、「今求められる授業研究や教員研修のあり方」や「授業動画を用いた多様な研修の機会づくり」について、研修における動画活用の実例を交えてお話しいただきます。

大澤先生のお話をもとに、参加者同士で対話する場も設けます。
各教科における探究的な学びの実現に向け、多くのヒントが得られるセミナーとなっています。
立場や教科を問わず、多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

◆以下のような方のご参加お待ちしております!
・授業研究や教員研修の実施を予定・検討している先生方や指導主事等
・授業研究の改善を図りたい方
・授業づくりに向けた研修用動画(ツールキット)の活用方法を学びたい方
・教員を目指している方

***** 開催概要 *****

■開催日時:2025年6月21日(土)14:00~15:30
■参 加 費 :無料
■形  式:Zoomによるオンラインセミナー
■対  象:高等学校等教員(教科不問),
教育委員会指導主事等,教員志望の学生等
■プログラム
14:00 授業研究ワークショップやツールキット開発について説明
14:15 基調講演 
    テーマ:授業研究の改善と研修用動画の活用
    講 師:高校探究プロジェクト委員 
         東京学芸大学 特任教授 大澤 克美 先生
14:50 質疑応答
15:00 教科ごとにブレイクアウトルームに分かれて協議
15:20 全体共有・まとめ
15:30 クロージング

※6月21日に開催しました!
◆当日の様子はニュースレターVol.48に掲載しています。ぜひご一読ください。

「探究的な問い」にもとづく単元デザイン~『歴史総合』の試みを事例として~

教科において探究的な学びを実現するには、何が必要でしょうか。
1~2コマの授業にとどまらず、「単元全体を探究的な問いにもとづいてデザインする」とは、どういうことなのでしょうか。こうした単元デザインを、学習指導要領およびそれに基づく教科書の中で具体化しているのが『歴史総合』です。

今回は、『歴史総合』の設計に深く携わられた二井正浩先生(元文部科学省 国立教育政策研究所 教育課程研究センター 基礎研究部 総括研究官)をお迎えし、ご講演いただきます。
2022 年度より高等学校で実施されている地理歴史科の必履修科目「歴史総合」は日本史と世界史の枠を越えた新科目です。この「歴史総合」は生徒が歴史を「学ぶ意味」について実感し、「自分事」の問題について歴史的に探究できるように設計されています。二井先生は、生徒は「問い」を探究することで歴史認識の特性や歴史との付き合い方も学ぶ「歴史総合」は、一方的に“与えられてきた”歴史をひとり一人の生徒に「取り戻す」試みだとも言えると述べられています。
「歴史」をそれぞれの教科に置き換えてみてください!
セミナーでは、『歴史総合』の試みになりますが、二井先生のお話しから、それぞれの教科で、探究的な学びのあり方を考えるうえでも、多くの示唆が得られると考えています。
二井先生のお話をもとに、教科ごとで対話する場を設定しますので、ぜひ校内等でお誘いあわせのうえ、ご参加ください。

***** 開催概要 *****

■開催日時:2025年5月11日(日)16:00~17:30
■参 加 費 :無料
■形  式:Zoomによるオンラインセミナー
■対  象:高等学校等教員(教科不問),教育委員会指導主事等,教員志望の学生等
■プログラム
15:45 Zoom開設
16:00    オープニング・セミナーの趣旨説明
16:10 講演「探究的な問いにもとづく単元デザイン~『歴史総合』の試みを事例として~」
     成蹊大学 経済学部 教授 二井 正浩 先生

17:00 質疑応答
17:10 講演をもとに対話
17:30 クロージング

※5月11日に開催しました!
◆当日の様子はニュースレターVol.46に掲載しています。ぜひご一読ください。

数学科ワークショップ

数学科授業研究ワークショップ2025

高校探究プロジェクト数学科チームでは、2024年5月から、A~Hチーム(1チーム8~10人構成)に分かれて、教材開発・検討、授業案作成・検討、研究授業、事後協議・省察の4フェーズからなる一連の授業研究に取り組んできました。2025年度も引き続き、この取組を進めるにあたり、新規メンバーを募集します!ご関心がある方、ぜひ、お申込みください。

また、現在の授業研究チームメンバーで、今年度の振り返りを、3月20日(木・祝)と29日(土)の15:30~17:00に実施します。
お申込みいただいた方には、随時、振り返りの会のご案内についてご連絡させていただきます。
ご質問などございましたら、お気軽にお問合せください。

新規メンバーの第1回打ち合わせは下記日時にて開催予定となります。
■開催日時:2025年5月18日(日)17:00~19:00
 ※第1回打ち合わせにご参加いただけない方も、授業研究に取り組みたい方は下記よりご登録ください。
■ 参 加 費:無料
■形  式:Zoomによるオンライン開催
■主  催:東京学芸大学 高校探究プロジェクト

申込受付は終了いたしました。
たくさんのお申込みありがとうございました!

数学科授業研究ワークショップ2024

 高校探究プロジェクト数学チームでは、2022年度より、全国の数学科教員を対象に「教員対象」と「指導主事・各学校のリーダー向け」の2つのワークショップを開催し、この2年間、生徒に残る学びを実現したいという想いを共有できる全国の先生方と授業研究に取り組んできました。
 この度、新たに授業研究チームメンバーを募集します!お申し込みいただいた方で新チームを結成し、各チームでテーマを設定、教材開発・検討、授業案作成・検討、研究授業、事後協議・省察の4フェーズからなる一連の授業研究に取り組みます。

 今までのワークショップにご参加いただいていた方も、新しい方も、大歓迎です!ぜひ、お誘いあわせのうえ、ご参加ください。
 以下、第1回の開催概要になります。当日ご参加いただけない方も、ご関心がある方は、ぜひ、ご登録をお願いいたします。

  ** 開催概要 **

■第1回の開催日時:2024年5月11日(土)16:00~18:00
■参加費:無料
■開催方法:オンライン(ただし、研究授業は可能な範囲で対面開催)
■第1回のタイムスケジュール:
 15:45  Zoom開設
 16:00 <第1部>
 ・授業づくりに向けため線合わせ
 ・授業研究の進め方
 <休憩>
 17:00 <第2部>
 ※チームごとにブレイクアウトセッションで実施します。
 ・授業研究テーマの検討
 ・授業者の決定等
 ・次回以降の連絡(第2回以降のスケジュール調整)
 18:00 終了

第1回の開催日時:2024年5月11日(土)16:00~18:00                       
プログラム:
 16:00 <第1部>
 ・授業づくりに向けため線合わせ
 ・授業研究の進め方
 17:00 <第2部>
 ※チームごとにブレイクアウトルームを設定
 ・授業研究テーマの検討・授業者の決定等
 ・第2回以降のスケジュール調整


5月11日に開催しました!!
昨年度から引き続きご参加いただく先生を含め、授業研究チームを8チーム結成し、そのキックオフをしました。

地歴科ワークショップ

「歴史総合」授業づくりワークショップ

高校探究プロジェクトでは、一昨年から地歴科チームを結成し、授業研究ワークショップに取り組んできました。この度、地歴科チームメンバーのご実践をもとに、「探究型歴史学習のつくり方~IBカリキュラムにおける「歴史総合」を授業研究サイクルでアップデートする~」をテーマに、授業づくりワークショップを開催します!

地歴科チームでは、探究的なカリキュラムを形式的に模倣するのでもなく、「換骨奪胎」して従来どおりの授業にしがみつくのでもなく、自身の授業観を主体的にアップデートして探究的な授業を「つくる」にはどうすればいいか。
その鍵として、カリキュラムに関する理解とカリキュラムを実行する授業観をアップデートしていく方法としての授業研究に着目して、全国から集まったチームメンバーと継続的に取り組んできました。

ワークショップでは、地歴科チームメンバーで、「歴史総合」と「IB(国際バカロレア)」という2つの探究型カリキュラムを「統合」して実践を重ねている広島県立広島叡智学園中学校・高等学校の前元功太郎先生より、授業研究サイクルを通じて実践をアップデートさせた事例をご紹介いただきます。
質疑応答や意見交流・対話を通して、探究型歴史学習の意義や単元指導計画のあり方を探り、授業研究の普及をめざしたいと考えております。

高等学校「歴史総合」の実践紹介にはなりますが、地歴がご専門でない方や他校種の先生方のご参加もお待ちしております。お誘いあわせのうえ、ご参加ください!

***** 開催概要 *****

◆開催日時:2024年10月26日(土)13:30~16:00
◆参 加 費:無料
◆対  象:高等学校等地歴科教員・指導主事等、地歴科教育に関心のある方
     ※小学校・中学校等教員の参加も大歓迎です!
◆形  式:Zoomによるオンライン開催
◆プログラム:
13:20   Zoom開設
13:30 開会
     ・ワークショップのねらい・趣旨説明
     ・アイスブレイク
13:55 事例紹介
    話題提供者: 広島県立広島叡智学園中学校・高等学校 前元功太郎先生
     ・IBのカリキュラムをもとにした「歴史総合『グローバル化と私たち』」の
    単元指導計画の立て方
    ・授業実践の様子
    ※学習指導案等の資料や授業動画をもとに紹介
14:30 ブレイクアウトセッション①
    「単元構想や授業実践について、前元先生への質問づくり」
14:50 全体で質疑応答
15:00 話題提供
   ・前元先生より授業研究サイクルを通しての変容、現在の課題等
            ・地歴科授業研究チームメンバーよりコメント
15:20 ブレイクアウトセッション②
    「授業研究会の意義について」「リフレクション」
15:40 全体共有・まとめ
15:50 事務連絡
16:00 終了

10月26日に開催しました!
当日の様子はメルマガ等で配信いたします。

リーダー・ファシリテーターのためのワークショップ

リーダー・ファシリテーターのためのワークショップ2025

年度開きとして、教科などの新しいチームで、育てたい生徒の姿(目標・理想)を確認し合い、共通の目的意識や方向性を合わせるワークショップ型教員研修を開催します。ワークショップでは、ポジティブ・アプローチという手法を取り入れた教員研修プログラムを紹介します。
ファシリテーターとしてのポイントや資料の活用方法などをお伝えします。学級経営や部活指導等にも活用できるワークになります。
参加された方には、本ワークショップで使用したスライド(即活用可能)をご提供します。

本ワークショップは2年前とほぼ同様ですが、一部変更しています。
実践紹介をもとに、どういった場面で活用できたかなどを交流する場も設定したいと考えています。
お誘いあわせのうえ、ご参加いただき、次年度からの実践にぜひお役立てください!

​​​​​​​◆こんな方におすすめ
・教育委員会や教育センター等で、各学校のリーダーを集めた研修を企画・運営していく立場の方
・次年度以降、校内教員研修や校内研究を推進していく立場の方
・校内やクラス等でワークショップを実践してみたい方​​​​​​​​​​​​
・ファシリテーターとしてのスキルを学びたい方

***** 開催概要 *****

◆開催日時 :2025年3月27日(木)19:00~20:30
◆参 加 費  :無料
◆形  式 :Zoomによるオンライン開催
◆プログラム:
18:45 Zoom開設
19:00   ワークショップの目的・概要説明
19:10   ビジョンを共有するためのワークショップ体験
   ・アイスブレイク、ワーク
    ※教科ごとにブレイクアウトルームで実施します。
   ・全体共有、リフレクション
20:00 ワークショップを実践するためのポイント解説
20:10 実践報告をもとに交流
20:30 クロージング

3月27日に開催しました!
ニュースレターVol.45に開催報告を掲載していますのでぜひご一読ください。

数学科公開授業研究会

「高校数学授業研究コミュニティ」(JSPS科研費23K22275の助成にもとづく研究団体)との共催で「高等学校数学科公開授業研究会2024」を開催しました!
テーマは「探究的な授業を実現するための単元設計と授業デザインー生徒の思考に着目してー」です。

** 開催概要 **

■開催日時:2025年2月7日(金)10:30~16:45
■場  所:東京都立西高等学校(東京都杉並区宮前4丁目21-32)
■参  加  費 :1,000円
       ※IMPULS合同会社の動画配信システムを利用した
       以下の映像の視聴権が含まれます。
     ・事前の指導案検討会記録動画(全3回・随時掲載)
     ・当日のワークショップ、研究授業、研究協議会
■形  式:ハイブリッド開催  
       ※対面参加の方は、午前からの参加が条件です。

** プログラム **

10:00 受付開始
10:30 開会行事
10:45 公開授業研究会の趣旨説明
    東京学芸大学高校探究プロジェクトリーダー 西村 圭一
11:00 ワークショップ
    ファシリテーター:東京学芸大学 特命教授 長尾 篤志
             東京学芸大学 准教授  成田 慎之介
    ・指導案検討の経緯の説明 ・指導案の行間をよむ
    ・教材研究の視点の提案「教材研究の視点と問い」
    ・質疑応答
12:30 昼食休憩
13:30 研究授業の趣旨
14:10 研究授業 数学Ⅱ「三角関数」
     授業者:東京都立西高等学校 主任教諭 夏原 智史 先生
15:15 研究協議
    指導助言者:国立教育政策研究所
          教育課程研究センター研究開発部 
                   教育課程調査官 小林 廉
16:45 閉会

100名を超える方に対面参加いただき、2月7日に開催しました!