高校探究プロジェクトの活動

高校探究プロジェクトでは、2022年度から、以下のA~Dを中心に、各ワークショップや連携事業に取り組み、主体的・対話的で深い学びの一歩先をいく「探究的な学び」への転換を支援しています。

A 指導主事・各学校のリーダー向けワークショップの開催

対象:指導主事、各学校のリーダー的役割の方
内容:1. 教員研修用ツールキットの使い方、研修の作り方
   2. 実践の共有
日程:教科・科目別に年3回程度開催予定

年度開きに向けたリーダー・ファシリテーターのためのワークショップ2023(2023年3月21日開催)

昨年度、全国から多くの先生方にご参加いただいたワークショップを今年も開催します。
年度開きとして、教科などの新しいチームで、育てたい生徒像(目標・理想)を確認し合い、共通の目的意識や方向性を合わせるワークショップ型教員研修を開催しませんか。
ポジティブ・アプローチという手法を取り入れた教員研修プログラムを体験していただき、ファシリテーターとしてのポイントや資料の活用方法などをお伝えします。学級経営や部活指導等にも活用できるワークショップです。

数学科指導主事・リーダー向けワークショップ 第2弾【実践編】(2023年1月21日開催・3月25日開催)
※新規参加者を随時募集しています!関心がある方は、本プロジェクト事務局までお問い合わせください。

今年度5月より実施してきた数学科指導主事・各学校のリーダー向けワークショップを理論編と位置づけ、この度、新しく実践編のワークショップとしてリニューアル開催します。実践編の開催に伴い、今までのメンバーに加えて、新しい参加者を募集します。
本ワークショップでは、開催当日に、研究授業の動画を視聴し、指導助言に向けてのワークに取り組んでいただき、大学教員等とともに、ファシリテーターのあり方について考える機会にしたいと考えています。
第1回・第2回を企画していますが、どちらか一方への参加が可能です。また、視聴する研究授業の動画が異なりますので、両日の参加も可能です。
※第2回については、改めて募集します。

夏の校内研修に向けたリーダー・ファシリテーターのためのワークショップ(2022年7月14・18日開催)

3月末に開催した「年度開きに向けたワークショップ」の続編にあたるワークショップです。
1学期の実践を振り返り、もう一度教科などのチームでビジョンを共有し直し、2学期の取り組みにつなげるための教員研修プログラムを体験していただきます。ファシリテーターとして実践するためのポイントや資料の活用方法などもお伝えします。

数学科指導主事・各学校のリーダー向けワークショップ(2022年5月27日、7月2日、9月24日開催)

各教育委員会・校内等での研修講座や研究授業等の取組が、日頃の授業改善になかなか結びついていかないということを耳にしております。
高校数学のバージョンアップが求められている今、一過性でない、教科/教科教育学に根ざした、持続可能性のある「授業研究」を一緒に探ってみませんか。

年度開きに向けたリーダー・ファシリテーターのためのワークショップ(2022年3月17・26日開催)

年度開きとして、教科などの新しいチームで、育てたい生徒像(目標・理想)を確認し合い、共通の目的意識や方向性を合わせるワークショップ型教員研修を開催しませんか。
ポジティブ・アプローチという手法を取り入れた教員研修プログラムを体験していただくワークショップです。

B 教員対象ワークショップの開催

対象:授業を「探究的な学び」に転換したい高校または中等後期の教員
内容:1. 授業改善のためのツールキットの使い方、授業研究の実践
   2. 実践の共有
日程:教科・科目別に年1回~数回を予定

数学科における探究的な学びの実装化セミナー(2023年2月18日開催)

生徒のために探究的な学びを実装化していくための戦略(教科内のカリキュラム・マネジメント,すなわち,指導計画)に迫ります。

生徒のために探究的な学びを実装化していくための次の戦略として,教科内のカリキュラム・マネジメント,すなわち,指導計画に「探究」を盛り込むことが不可欠なことがわかってきました。
これまでの授業研究の実践事例をもとに,この課題に迫ります。

国語科教員対象ワークショップ【全3回】(2022年6月4日、10月22日、2023年2月18日開催) 
2023年度より、国語科授業づくりチームを発足し、授業研究に取り組んでいます。
 関心がある方は、本プロジェクト事務局までお問い合わせください。

高等学校における語科において,指導観・評価観のバージョンアップを求めています。

社会がどのような力を求めているのか。高等学校・国語科において本当に育てるべき学力とは何か。
授業の在り方を問い直すことが必要となり,「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善が求められています。新学習指導要領の趣旨をもとに,各自の実践を振り返り,成果や課題を全国の先生方と共有しませんか。

化学実験をベースとした授業づくりWorkshop【4回シリーズ】(2022年12月19日、2023年3月16日、6月10日、8月21日開催) 

高等学校理科では、探究の過程を重視した授業づくりが求められています。

探究の過程を重視した学習を通して、問題解決能力を育成することが重要になりますが、問題解決能力の前段階となる「問題意識をもつ」生徒を育てることが大切になります。
そのためには、目標にあった観察・実験を積極的に授業に取り入れることが重要で、実験により探究の過程がより充実し、資質・能力の育成につながります。
本ワークショップは、4回シリーズとなっています。
第1回は「分離・精製」をテーマにした実験を通して、生徒にどのような資質・能力を育むことができるかを協議し、ご自身の授業デザインにつなげていただく内容でした。
第2回では、どのような学校を想定して、どの単元で、どの実験教材を活用し、どういった資質・能力の育成を目指すのかを協議し、協働的な授業づくりにチャレンジしていただきました。
第3回では、昨年度、北海道で実施した授業研究の事例をもとに、協働的な授業づくりの追体験をしていただき、「探究的な学び」の実現に向けた授業づくりについて、対話していただきました。
第4回では、探究活動につながる実験教材・事例の紹介をもとに、改めて、資質・能力の育成を目指した授業づくりについて、全国の先生方と考える機会になりました。

世界史・歴史総合授業づくりワークショップ~年間指導計画を作成して新年度の授業に臨もう~(2023年3月26日開催)

歴史総合の年間指導計画を協働的に作成しよう!

1つの授業を大事にしつつ、それらの継続的なプロセスにより、カリキュラム全体で教科目標を達成していくためには、年間指導計画を立て、日々の授業を調整していくことが必要です。4月からの授業に向けて、年間指導計画の作成に共にチャレンジしませんか。
今回は、「歴史総合」の年間指導計画を参加者と共同して作成します。ワークショップを通して、協働的に授業づくりをすることの楽しさやよさが実感でき、日々の実践をアップデートするヒントが得られるはずです。一緒に共に成長できる仲間 (コミュニティ)づくりをしませんか。

世界史・歴史総合授業づくりワークショップ(2023年8月27日開催)

新教育課程により新科目「公共」「地理総合」「歴史総合」が必履修科目として導入されています。

「歴史総合」を踏まえた世界史の実践事例をもとに、他者との協働による「学んだ知識を忘れても、概念的に考えたことは残る授業づくり」にチャレンジしませんか。
ワークショップを通して、協働的に授業づくりをしていくことの楽しさやよさを実感し、日々の授業実践のアップデートに向けたヒントが得られるはずです。また、共に成長できる仲間 (コミュニティ)づくりにもつながります。

数学科教員対象ワークショップ(第1回:2022年4月30日、全体会:9月24日開催)各チームで授業研究に取り組んでいます。 
途中参加大歓迎です!関心がある方は、本プロジェクト事務局までお問い合わせください。

社会が高校数学のバージョンアップを求めています。

新学習指導要領や共通テストはその現れではないでしょうか。
生徒の将来のために,真の数学的に考える力を育む授業をつくりませんか?
こんな想いを共有できる全国の先生方と「授業研究チーム」を結成し,教科/教科教育学に根ざした授業研究を実践しませんか。

C 連携教育委員会等との取り組み(2022年4月開始)

対象:教育委員会等
条件:高等学校を「探究的な学び」に転換したいという強い希望がある教育委員会等
内容:1. 各教育委員会の指導主事等とともに「探究的な学び」への転換を目指します。
   2. 各教科授業改善検討チームの結成、研究授業の計画・実施、教材・指導案検討会、
    振り返り等を行っていただきます。
   3. 他県の教育委員会や高等学校とも交流を図りながら進めます。
募集締切:2022年2月

北海道教育局高校教育課・大分県教育庁高校教育課・長崎県文理探究科連絡協議会との連携
(各教科チームを結成し,授業研究に取り組んでいます)

D 「総合的な探究の時間」実践連携校との取り組み(2022年3月開始)

対象:高等学校または中等教育学校後期課程の「総合的な探究の時間」の担当者
   最大10校程度(申込が多い場合は早めに締め切ることがあります)
条件:よりよい「総合的な探究の時間」を作っていきたいという強い希望がある(現状は不問)
内容:1.「総合的な探究の時間」をどのように展開してよいかわからないという学校を支援します。
   2. 他校と共に「総合的な探究の時間」に関する困りごとを解決し、
     ブラッシュアップしていきます。
募集締切:2022年2月

私たちの「探究」をつくろうプロジェクト「総合的な探究の時間」共創イベント(2022年12月18日開催)

実践連携校における「総合的な探究の時間」の取り組みの紹介や高校生の探究活動等の現状報告をもとに、
学校や立場を越えて交流し、これからの「探究活動」のあり方について,共に考えませんか。
第1部:学校としての探究の取り組み紹介・発表
 学校を越えた教員どうし・生徒どうしの交流・情報交換の場を設定します。
第2部:生徒による探究活動等の現状・経過報告および交流会
 個人発表,グループ発表,ポスター発表,スライド発表,なんでもOK!

私たちの「探究」をつくろうプロジェクト キックオフ交流会(2022年7月19日開催)

探究の原動力は一人ひとりの想い。だから、探究には多種多様な、いろいろなカタチがあるはず。
学びの当事者である高校生はもちろん、先生方、NPOや教育産業の方々、ぜひ探究活動の経験談をお聴かせください。
学校や地域を超えて、『探究』に関して感じている想いや悩みを、共有しませんか。

探究の共創イベント※教育インキュベーション推進機構との共催(2022年4月29日開催)

探究の共創・協働をどう進めるか?
高校の先生方だけではなく、NPOや教育産業の方々、高校生や大学生、どのような立場の方でも参加可能!
みんなで語り合いましょう!
多くの高校生に探究・探究的な学びを実現するためには、学びの当事者である高校生の声にも耳を傾けつつ、
さまざまな立場の方々の共創・協働が不可欠です。
日頃、感じている想いや疑問を共有し、よりよい共創・協働の在り方を探りませんか。

オンラインイベント「令和の高校における授業改革」(2023年3月4日開催)
日本 OECD 共同研究「壁のないあそび場-bA-プロジェクト」との共創イベント

様々な立場のみなさまと、様々な「壁」を乗り越えるために語り合いましょう!
多くの高校の先生が、日々の授業に対して「いつまでも、いままで通りでいいわけはない」と感じています。
その一方で、教科の本質に迫った、生徒にとって充実感のある授業へアップデートする上での様々な「壁」が存在するのも現実です。
それを越えるには,どうしたらいいのかを,ともに考えましょう。

高校探究プロジェクト キックオフイベント(2021年12月19日開催)
瞳輝く学びの実装化 -生徒のため,教師のため,未来のため-

高校教員の「探究的な学びの実践コミュニティ」を創出する第一歩!
高等学校において2022年度より施行される学習指導要領では、探究的な学びが求められています。
探究的な学びの実現に向けて,私たちにできる手立てを全国の教育に携わるみなさまと考える機会としたく、
キックオフイベントを開催します。


※本プロジェクトは、三菱みらい育成財団の助成事業です。