使い方

探究的な外国語の授業を組み立てるために必要な視点をツールキットとして提供しています。最初から順番に使っても、一部のみ使うこともできます。

お願い

ツールキット(動画)を、学校や地域の研修等で活用された際には、コチラよりご報告をお願いいたします。

外国語科ツールキットの構成

新学習指導要領の資質・能力の育成を目指して

外国語”Meaningful”な授業 探究的な学習を計画する際の視点
Part 1 Aims and Objectives

 1.探究的な授業づくりのはじめに?
 対談動画① 探究的な学習を実現する授業をどうプランする?ー学校教育目標とのかかわりから
 2.「観点別学習状況の評価」とは?
 3.どう評価する?
 対談動画② テストをどう計画する?ー多様な総括的評価課題に着目して
 対談動画③ テストをどう作成する?ー「話すこと(やりとり)」の評価課題を通して
 対談動画④ テストをどう採点する?ー評価の信頼性を高めるために
 4.どう指導する?
 5.多面的・多角的な評価計画?
Part 2 Authentic and Connected
 6.「見方・考え方」とは?
 7.学際的な学びと「問い」?
 8.「深い学び」にどう近づける?
 9.「思考力・判断力・表現力等」をどう育む?
 10.「問い」と「対話」?
Part 3 Reflective and Spiral
 11.「学習評価」は何のため?
 12.「自己評価」は何のため?
 13.教師は何をどう振り返る?
 14.探究の「型」?

「授業研究」の実施に向けて

新学習指導要領の資質・能力の育成を目指して

玉川大学    星野あゆみ
東京学芸大学  藤野 智子

内容はこちらから

00:08 いつもの授業を変えてみたい!
 本文の内容理解と文法事項の学習がメインのいつもの授業。
 指導計画についてどのような悩みがありますか?

00:17 課題1 教科書の内容理解に追われてしまう
 期末試験で点数が取れるように、内容をおさえて丁寧に指導しているが、
 教科書の音読と内容理解だけになってしまっている。

00:31 課題2 知識伝達型にとどまりがちの授業に
 文法をわかりやすく説明しようと工夫をしているが、
 文法を使いこなす場面を設定するにはどうすればよいだろうか。

00:43 課題3 イベント的な発展学習を改善したい
 生徒の興味や関心を高めるために導入や発展学習に時間をかけているが、
 活動のための活動、やりっぱなしになっているのではないか。

00:56 課題4 指導と評価が一体化しない
 まわりの先生と進度を合わせて、教科書を終わらせている。
 テストの内容は今のままでいいのか、観点別学習評価ってどうすればよいのか?

01:09 “Meaningfulな授業に転換するには
 1.先生方は、単元を通して、生徒にどのような力をつけてほしいと願いますか?
   目的と目標が明確な単元は、
   内容とスキルを探究する“Meaningful”な学習をもたらします。
   生徒自身も、何のために学習するのか、
   どのレベルまで目標を達成すべきなのかを理解し、
   主体的に学ぼうとします。

 2.生徒が自分事として考えるために、どのように導きますか?
   実社会や世界とつながるリアルな教材を活用することによって、リアリティをもって問う
  meaningful”な探究学習になります。
   生徒は、学習が自分の生活や人生に役立つ、社会の課題とつながることを実感できます。
 
 3.生徒が学びの意義を振り返るにはどうすればよいでしょうか?
   心揺さぶられるような学び、仲間とシェアしたい学び、
   自分の強みと弱みを見いだす学びを考えることは、“meaningful”な学習プロセスです。

02:30
 “meaningful”な指導と学習は、探究のプロセスにもつながります
 普段の授業を通して、生徒が生涯にわたって、探究のプロセスを
 自ら活用できるようになることを目指します。
 英語の教科書に示されたトピックを通して、批判的、創造的に考え、
 英語で自分の考えを仲間たちと共有したりすることができます。
 トピックを探究するプロセスにおいて、英語4技能、コミュニケーションスキル、
 さまざまな資質・能力を活用し、伸長することが期待できます。

03:13
 これからの予測困難な時代にあっては、学んだ知識と技能を活用して、発展させ、
 多様な人々と協働しながら、最適解を目指せる資質・能力をもった生徒を育てましょう。

03:40
 未来を担う生徒たちが、探究的な学びを楽しみ、これからの人生を豊かにしていけるよう
 教師は生徒の「学びを支援する」「生徒の学びに寄り添う」役割を担うことになります。
 生徒が自律して学ぶ姿に、きっと私たち教師が励まされるはずです。
 そして、教師も、探究し続けましょう。
 このプロジェクトは、先生方の応援団です。
 ともに探究する仲間として学び合うコミュニティを一緒につくりあげましょう。

04:20
 先生たちがわくわくする授業は、生徒たちもわくわくします。
 教師が変わると授業が変わる、生徒が変わる
 生徒が変わると学校が変わる、学校が変わると教育が変わる、
 教育が変わると社会が変わる、そんな大きな改革の小さな種まきのプロジェクトです。

外国語”Meaningful”な授業 探究的な学習を計画する際の視点
Part 1 Aims and Objectives

対談動画①~④の対談者
 高校探究プロジェクト外国語科チームのメンバー
  国際基督教大学          小松 万姫
  東京学芸大学附属国際中等教育学校 小林 万純

外国語”Meaningful”な授業 探究的な学習を計画する際の視点
Part 2 Authentic and Connected

外国語”Meaningful”な授業 探究的な学習を計画する際の視点
Part 3 Reflective and Spiral

「授業研究」の実施に向けて

探究的な学びの実現を目指した授業研究を行いたい、自分たちの研修プログラムをアップデートしたいという皆さんに向けて、これまで共創いただいた教育委員会の指導主事の先生方が、そのファーストステップを踏み出すための「ワークショップ・ツール」を作成してくださいました。

 実際の授業研究の実施過程を振り返って作成されたスライドを用いてワークショップを実施することで、参加者の目線合わせやスタートラインを前進させることができます。各現場での授業研究の実施をはじめ、探究的な授業の実施を目指した研修やワークショップ等の開催に向けた、目線合わせの資料としてぜひご活用ください。


2022年度 大分県教育委員会の実践より

生徒が思考を深める問いや学習課題に基づく授業作りというテーマのもと授業研究を行いました。テーマの達成に向けて重視した点や指導案の変容、研究授業の実際の生徒の様子(動画)を掲載したスライド教材になっています。
スライド教材や学習指導案をダウンロードして、ご活用ください。

学習指導案

2022年度 北海道教育委員会の実践より

「生徒が成長を実感できる英語の授業とパフォーマンステスト」について、授業研究チームが検討し協議した過程を追体験するスライド教材になっています。

学習指導案