高校探究プロジェクトでは、高校生の探究的な学びを推進するために、校内の先生方の「総合的な探究の時間」に関する「め線合わせ」「意識合わせ」を意図する,教科横断型の「ミニ探究」教材開発とそれを用いた授業デザインに関するプログラムの開発に取り組んでいます。
2024年度は、一人ひとりの教員の「教科と総探の相互還流」を目指す、「『ミニ探究』教材開発ワークショップ」(3回シリーズ)を開催し、「環境・リサイクル」「サステナブル」「地域課題」「性・人権・well-being」「市民教育」の 5つのテーマでチームを結成し、教科横断の「ミニ探究」教材開発に取り組みました。
2025年度は、昨年開発した教科横断の「ミニ探究」教材や授業デザイン案をもとに、教科の視点を大事にした探究のあり方、教科の本質、教科横断の学びの意義などについて考える場を設定し、「ミニ探究」の授業・単元デザインに取り組みます。
「ミニ探究」デザインワークショップ【第3回】 参加者募集中!
第3回は、国際協力機構(JICA)青年海外協力隊事務局の河島 三奈 氏をお招きし、「サステナブルは本当にサステナブルなのか」という問いをもとにお話しいただきます。この問いは、昨年度の「ミニ探究」教材開発ワークショップで、「サステナブル」をテーマに教材開発を進める過程で、メンバーから生まれ、議論が深まったものです。
JICAが取り組む国際協力の現状や課題を踏まえつつ、高校探究プロジェクトが目指す「探究2.0」を念頭に、高等学校における「教科の視点を大切にした探究」や「教科横断の学び」の意義について、ともに考える時間にしたいと思っています。
「多様性」「多文化共生」「教科横断の学び」「ミニ探究」「教科の視点を大切にした探究」などにご関心のある方は、ぜひご参加ください。
金曜日夜の開催ですので、どうぞお気軽にお申込みください。また、校内等でお声掛けいただき、高校生や複数の教科の先生方でご参加も大歓迎です!
*** 開催概要 ***
■開催日時:2026年1月30日(金)19:00~20:30
■参加費:無料
■形式:Zoomによるオンライン開催
■対象:高校生、高等学校等教職員、教育委員会指導主事等、教員志望の学生等
■ プログラム:
19:00 オープニング・ワークショップの趣旨説明
19:10 「ミニ探究」教材とは
19:20 「サステナブルは本当にサステナブルなのか」
話題提供者:
独立行政法人 国際協力機構(JICA)青年海外協力隊事務局 選考・訓練課 河島 三奈 氏
19:50 話題提供をもとに対談
20:05 ブレイクアウトセッション
20:20 全体共有・まとめ
20:30 クロージング
■申込締切:2026年1月27日(火)
※ Zoomリンク等は、申込者に開催日数日前に送信します。
オンラインセミナー「教科の視点で社会課題にアプローチ」<第2弾> 参加者募集中!
今回は、第2弾として、高校探究プロジェクトアドバイザリーボードのThe Ethical Spirits(エシカル・スピリッツ株式会社)代表取締役CEO 小野 力 氏より、話題提供していただきます。
エシカル・スピリッツ(https://ethicalspirits.jp/)は、東京・蔵前を拠点に、「『もったいない』を価値に変える」共創型の蒸留プラットフォームを構築するスタートアップです。クラフトジンを中心とする蒸留酒を通じて、「エシカルが当たり前になる、その先」の社会を目指しています。
小野さんから、企業の理念や取り組みの紹介、ビジネスとあるべき社会が必ずしもイコールにはならない中での模索などをお話しいただき、みなさまとともに、社会課題に向き合うとき、教科の視点をどのように生かせるのか、改めて考える場にしたいと考えております。
「『ミニ探究』デザインワークショップ」の連動企画、「教科の視点で社会課題にアプローチ」<第2弾>オンラインセミナーを開催します!
*** 開催概要 ***
■開催日時:2026年1月23日(金)19:00~20:30
■参加費:無料
■形 式:Zoomによるオンライン開催
■対 象:高校生、高等学校等教職員、教育委員会指導主事等、教員志望の学生等
■ プログラム:
19:00 オープニング・セミナーの趣旨説明
19:10 「教科の視点で社会課題にアプローチ~視点を変えることで生まれる価値づくり~」
話題提供者:The Ethical Spirits 代表取締役CEO 小野 力 氏
(高校探究プロジェクト アドバイザリーボード)
19:40 話題提供をもとに対談
20:00 ブレイクアウトセッション
20:20 全体共有・まとめ
20:30 クロージング
■申込締切:2026年1月20日(火)
※ Zoomリンク等は,申込者に開催日数日前に送信します。
「ミニ探究」デザインワークショップ【第2回】 9月15日に開催しました!
第2回は、「性・人権教育,Well-being」をテーマに開発された教材・授業デザイン案をご紹介いただき、多様性や多様性を尊重する社会を育むために、各教科でできることや自分の授業で活かせること、また、どのように教科間連携ができるかなどについて考えます。
「性・人権教育」「Well-being」「教科横断の学び」「ミニ探究」「教科の視点を大切にした探究のあり方」などにご関心のおありの方、ぜひ、ご参加ください。
校内等でお声掛けいただき 複数の教科の先生方でご参加いただけますと幸いです。
*** 開催概要 ***
■開催日時:2025年9月15日(月・祝)10:00~12:00
■参加費:無料
■形 式:Zoomによるオンライン開催
■対 象:全国の高等学校等教職員、各都道府県等教育委員会指導主事等、教員志望の大学生・大学院生等
■ プログラム:
10:00 オープニング・ワークショップの趣旨説明
10:10 「ミニ探究」教材とは・2024年開催「ミニ探究」教材開発ワークショップについて
10:20 「性・人権教育、Well-being」をテーマにした「ミニ探究」教材・授業デザイン案の紹介
話題提供者:
①アライアンス・フォーラム財団 ゲームチェンジャーズ・フォーラム事務局長 太田 義史氏
②びわこんどーむプロジェクト代表 清水 美春 氏
10:40 質疑応答
10:50 ブレイクアウトセッション
11:20 全体共有
11:50 まとめ・次回に向けて
12:00 クロージング
■開催報告はニュースレターVol.50に掲載しています。ぜひご一読ください。
オンラインセミナー「教科の視点で社会課題にアプローチ」 6月20日に開催しました!
「『ミニ探究』デザインワークショップ」(下記参照)と合わせて、「教科の視点で社会課題にアプローチ」オンラインセミナーを開催します。
本セミナーでは、高校探究プロジェクトアドバイザリーボードの青山学院大学社会情報学部 教授 伏屋 広隆 先生をお迎えし、話題提供していただきます。伏屋先生は、文理融合の学部の強みを活かし、様々な視点から社会問題に向き合う能力の育成に注力されています。(ゼミ紹介はコチラから)
伏屋先生から、大学における探究活動の事例をもとに、担当教科の視点をどのように生かせるのか、どのようにサポートしていくのかをお話しいただき、私たち自身も教科横断・文理融合の観点で対話したいと考えております。
*** 開催概要 ***
■開催日時:2025年6月20日(金)19:00~20:30
■参加費:無料
■形 式:Zoomによるオンライン開催
■対 象:全国の高等学校等教職員、各都道府県等教育委員会指導主事等、教員志望の大学生・大学院生等
■ プログラム:
19:00 オープニング・セミナーの趣旨説明
19:10 「教科の視点で社会課題にアプローチ~大学における探究活動を事例として~」
話題提供者:青山学院大学社会情報学部 教授 伏屋 広隆 先生
19:30 話題提供をもとに対談
19:50 ブレイクアウトセッション
20:10 質疑応答・全体共有
20:20 まとめ
20:30 クロージング
「ミニ探究」デザインワークショップ【第1回】 5月24日に開催しました!
第1回は,昨年,「市民教育」をテーマに開発された教材・授業デザイン案をご紹介いただき,ブラッシュアップする視点をもとに,問題解決に向けて各教科でできることや各教科がどのように役立っているのかを考える「『ミニ探究』デザインワークショップ」を5月24日に開催いたします!
ワークショップでは,国際バカロレア(IB)校で教科横断の授業実践をされたご経験のある開智国際大学の山本勝治先生と国際基督教大学の小松万姫先生にファシリテートしていただきます。
「市民教育」「教科横断の学び」「ミニ探究」「教科の視点を大切にした探究のあり方」などにご関心のおありの方,ぜひ,ご参加ください。
また,校内等でお声掛けいただき,複数の教科の先生方でご参加いただけますと幸いです。
*** 開催概要 ***
■開催日時:2025年5月24日(土)16:30~18:30
■参加費:無料
■形式:Zoomによるオンライン開催
■対象:全国の高等学校等教職員,各都道府県等教育委員会指導主事等,教員志望の大学生・大学院生等
■ プログラム:
16:30 オープニング・ワークショップの趣旨説明
16:40 「ミニ探究」教材とは・2024年開催「ミニ探究」教材開発ワークショップについて
16:50 「市民教育」をテーマにした「ミニ探究」教材・授業デザイン案の紹介
話題提供者:東京都立大泉桜高等学校 主任教諭 上田凛太郎 先生
17:10 質疑応答
17:20 ブレイクアウトセッション
17:50 全体共有
18:20 まとめ・次回に向けて
18:30 クロージング
「ミニ探究」教材開発ワークショップ報告&交流会 2月16日に開催しました!
「『ミニ探究』教材開発ワークショップ」(3回シリーズ)では、全国から集まった先生方や一般企業の方々が、「環境・リサイクル」「サステナブル」「地域課題」「性・人権・well-being」「市民教育」の 5つのテーマ別にチームを結成。 教材を開発するプロセスでは、テーマごとの伴走・共創者の協力を得ながら、探究の新たな可能性や具体的な実践方法についても深く考え、『教科と総探の相互還流』の意義を実感していただきました。
全3回のワークショップの様子や参加者のコメントについては、ニュースレターVol.41をご覧ください。
「教科横断型の『ミニ探究』教材開発ワークショップ」の取組や成果を広く共有する場として、「ミニ探究」教材開発ワークショップの成果を共有するオンライン報告&交流会を開催いたしました!
本報告&交流会では、各チームより、開発された「ミニ探究」の授業デザインや開発プロセス、さらには、ワークショップで活用した資料等についてもご紹介いたしました。また、テーマごとにブレイクアウトルームを設け、参加者同士で対話する場を設定いたしました。
当日はたくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました!
■ニュースレターVol.43に開催報告を掲載していますのでぜひご一読ください。
「ミニ探究」教材開発ワークショップ 2024 全3回開催しました!!
高校探究プロジェクトでは、2024年の夏に開催したキックオフオンラインセミナーを皮切りに、9月から、一人ひとりの教員の「教科と総探の相互還流」を目指す「『ミニ探究』教材開発ワークショップ」を全3回にわたって実施しました!
ワークショップでは、高校生の探究的な学びの推進に関わる先生方が実際に「ミニ探究」の教材開発を共創していくことで、各校の「総合的な探究の時間」のプログラム開発につながっていくことを期待しています。5つのテーマ「環境・リサイクル」「サステナブル」「地域課題」「性・人権・well-being」「市民教育」に分かれてチームを結成し、テーマごとの伴走・共創者の協力を得ながら探究の新たな可能性や具体的な実践方法について深く考える時間となりました。
こちらでは各ワークショップ内容の概要を簡単にご紹介しております。
【第1回(9月29日)】
・「水・ペットボトル」をトピック例にして、各教科の見方・考え方と「問い」を整理
・伴走・共創者より話題提供
・教科横断の「ミニ探究」教材のトピック検討
【第2回(10月26日)】
・単元の軸となる「テーマ」「トピック」を設定
・各チームで教科の見方・考え方を働かせた「問い」を持ち寄る
【第3回(12月14日)】
・生徒の思考を促す問いを精選・整理
・「問い」を探究するための授業デザイン
■ニュースレターVol.41に開催報告を掲載していますのでぜひご一読ください。
「ミニ探究」教材開発ワークショップ・キックオフオンラインセミナー 8月17日に開催しました!
「『ミニ探究』教材開発ワークショップ」の開催に先だって、来る8月17日にキックオフオンラインセミナーを開催します!
キックオフでは、宮崎大学大学院教育学研究科の野添生(のぞえ すすむ)教授をお迎えし、Socio-scientific Issues(社会学の要素も包括した科学・技術に関わる諸問題)に対する意思決定や実践力の育成を目指す探究的アプローチについて、お話しいただきます。未来社会は、特定の専門家だけで創造されていくものではなく、様々な専門家同士の対話、言わば、市民としての対話が未来社会のカギを握っているといったお話しをもとに、高校生の探究活動を、先生ご自身の教科の見方・考え方をはたらかすことでどのように支援できるか、生徒たちの探究的な学びを推進していけるか、ともに考える場にしたいと考えています。
また、「『ミニ探究』教材開発ワークショップ」では、様々な団体や企業等と共創する機会を設定していきます。それぞれが提供しておられる教材等を参考にさせていただきながら、「ミニ探究」教材開発に取り組みます。キックオフセミナーでは、どういった企業等に共創いただけるかご紹介いたします。
*** 開催概要 ***
■開催日時:2024年8月17日(土)10:00~12:00
■参加費:無料
■形 式:Zoomによるオンラインセミナー
■対 象:全国の高等学校等教職員、各都道府県等教育委員会指導主事等、教員志望の大学生・大学院生等
■ プログラム:
10:00 開会の挨拶・セミナーの趣旨説明
10:10 基調講演
講 師: 宮崎大学大学院教育学研究科 教授 野添 生 先生
タイトル:「 中等教育段階における社会・科学的な諸課題を中核とした
探究的な学び〜Socio-scientific inquiry-based learning(SSIBL)
モデルの理科授業実践を事例として〜」
11:00 質疑応答をもとに対話
「教科と総探の相互還流について」
11:10 講演をもとに対話
「実社会・実生活につながる各教科の学びとは」
12:00 閉会
「ミニ探究」教材開発ワークショップ開催に向けて
「なぜ,『ミニ探究』教材の開発なのか」
東京学芸大学高校探究プロジェクトリーダー 西村圭一
多くの学校で,校内の先生方の「総合的な探究の時間」に関する「め線合わせ」に苦労されているという話をお聞きしてきました。それを乗り越えるための方策として,校内研修等で,自分たちで「ミニ探究」教材を開発してみることに着目しました。ぜひご覧ください!
2024年度,継続的に「ミニ探究」教材開発ワークショップを開催する予定です。
多くのみなさまもご参加をお待ちしております!
プレワークショップ
教科横断プログラム 教材開発ワークショップ 3月18日に開催しました!
開催日時:2024年3月18日(月)17:00~19:00
プログラム:
17:00 本ワークショップの趣旨説明
17:10 アイスブレイク
17:25 事例紹介① 長崎県立大村高等学校 川久保晃一 先生
学校設定科目「OMURA STEAM LABO」の紹介
※学校特設科目のねらいや育てたい生徒像、プログラム開発の経緯、教科間の連携の実態等
17:45 ブレイクアウトセッション①「教科横断プログラムをいかに創りだすか」
18:00 事例紹介② 長崎県立大村高等学校 小林詳梧 先生
「哲学入門」の授業実践の紹介
「OMURA STEAM LABO」× 哲学 × 公共
18:20 ブレイクアウトセッション②「教科横断プログラムの開発・実践に向けて」
18:50 全体共有・まとめ
【開催報告】
2024年度より、教科横断「ミニ探究教材」開発ワークショップを継続的に開催する予定です。プレワークショップとして「総合的な探究の時間」に組み込める教科横断プログラムの教材を、対話しながら共創するワークショップを企画しました。
高校探究プロジェクトは、これまで、長崎県文理探究科連絡協議会と連携し様々な取組を展開して参りました。その参画校の一つ、長崎県立大村高等学校では、令和5年度より新設された「文理探究科」の生徒を対象に、学校設定科目「OMURA STEAM LABO」(1単位)を開講し実践されています。英語から始まり、統計学(数学・情報)、哲学入門(公民)、最後にSTEAMとしてエネルギー問題を扱う、文理融合プログラムとなっています。
高校探究プロジェクトでは、その中の「哲学入門」を、「公共」の授業として位置づけ、研究授業を実施しました。他教科とのつながりや教科横断の意義を強く意識された取組となり、公民担当の先生方だけではなく、他教科の先生方にとっても学びの多い実践となりました。
今回のワークショップでは、この事例をご紹介いただき、それをヒントにしながら、「総合的な探究の時間」に組み込める教科横断プログラムの教材開発に向けて対話するワークショップで、全国から70名の方にお申込みいただき当日を迎えました。
オープニングでは、西村リーダーより、「一人一人の教員の教科と総合的な探究の時間の相互還流」や「校内でのめ線合わせ」の重要性についてお話しいただき、ブレイクアウトルームに分かれて、アイスブレイクに入りました。その後、大村高校探究SSH企画部主任の川久保先生より、学校設定科目「OMURA STEAM LABO」について、開発の経緯から、教科横断的な学びの必要性、プログラム全体の概要、生徒のポートフォリオをもとにした課題についてご報告いただきました。再度、ブレイクアウトルームに分かれていただき、アイスブレイクで出した「開発してみたい教科横断プログラムをいかに創りだすか」をテーマに対話していただきました。全体共有のあとに、小林先生から「哲学入門」の6時間の単元計画、実際の生徒の様子、事前・事後アンケートなどご紹介いただきました。「なぜ、今、哲学を学ぶ必要があるのか」という問いに対しての変容や「あなたが皆と考えたい『哲学的な問い』とは」に対する生徒の回答が大変興味深かったです。また、単元構想にあたって、統計学での生徒の学びをどのように受け継ぎ、エネルギー問題の学習につなげていくかといったプログラム内での「縦」のつながりと教科との「横」のつながりの関連性に対する小林先生の課題意識には共感される方も多く、最後の対話では、「実現に向けて『壁』をどう乗り越えるか」について、「教員自身が楽しめる環境づくりや学校全体でのチームづくりが大切」「学校外部での勉強会の機会があるとよい」といったお声を共有しました。
次年度、継続的に開催する予定の「教科横断『ミニ探究』教材開発ワークショップ」につながる場となりました!
<参加者から頂戴した声>
・初の参加でしたが、全国の先生方の想いや実践に触れ、大変刺激的な時間でした。何のために、どんな生徒を育てたくて教科等横断をするのか、改めて考えることができました。Jamboardでの共有もたくさんの意見に触れることができましたのでありがたかったです。
・今回もまた事例を基にしたお話ができ大変貴重な学びの機会でした。特に、ブレイクアウトルームに高校生(4月から大学生)がいらっしゃったことは質の高い協議になる大きな要因でした。また、全体でも出ていた「そもそも何のため」に関連した話も多く、具体的なプログラムを考える上での土台作りがとても大切であることを再認識しました。
・SSH指定校等、探究活動についての先行事例はたくさんあるはずですが、紙上の報告書ではなかなか理解しがたいものがあります。今日の川久保先生や小林先生の報告をうかがって、必要なのは、きれいに整理された計画ではなく、自校の生徒にどのような資質・能力を身に付けさせたいか明らかにすることと、教科横断(教科融合)的なプログラムを構想する際の先生方の思いや熱量だと感じました。今日のブレイクアウトセッションでのアイデア出しは、とても楽しかったです。こうした雰囲気の話合いの場を学校でももてるようにしたいと思いました。
・生徒の実態を把握しているからこそ、教科横断プログラムが生きてくると感じました。また、楽しみながら対話すると内容も深まったり広がったりするなと改めて学べました。教科横断プログラムを実施した場合の評価についてはまだ課題があると思いますが、自身もその改善案を考えてみたいと思いました。
