【開催報告】探究の共創・協働をどう進めるか~オンライン対話~

4月29日に,東京学芸大学 先端教育人材育成推進機構「高校探究プロジェクト」と「教育インキュベーション推進機構」がワークショップ「Inquiry~探究の共創・協働をどう進めるか?~」を共同開催しました。
第1部では、西村教授をモデレーターとして、ゲストスピーカーの福井大学1年の小島萌々花さんから,ご自身の探究活動の経験をもとに話題提供していただいた後,21世紀型教育機構の石川さん,Institution for a Global Society株式会社の中里さん,本学の松田理事を交えて,よりよい共創・協働の在り方についてパネルディスカッションを行いました。
第2部のブレイクアウトセッションでは,ゲストスピーカー・小島さんからの「探究って,みんなそれぞれの形があってよいのではないか。みなさんにとって,探究はどうあってほしいですか?」という問いかけに対して,高校生,大学生,教員,教育産業などのさまざまな立場の方で対話していただきました。
全国から多くの方にご参加いただき,とても有意義な時間となりました。
<参加者のご感想>
・県外の先生方, 同じ高校生,会社員,いろいろな方の意見や考えがたくさん聞けて,とても良い経験になりましたし,とても勉強になりました。これからは先生方と生徒の対話が必要だと思いますし,探究の楽しさをみんなで共有していけたらいいのになと思いました。(高校生)
・このワークショップ全体を通して,探究というのは,まだまだ発展途上にあるのだということを感じました。教員の方々の戸惑いや不安,多方面に渡る課題は山積しているように見受けられます。自分がこれから教員を目指すにあたって,自分はこの課題とどのように関わっていくかを考えていきます。(大学生)
・パネルディスカッションから,グループでの対話,さまざまな探究についての考え方は非常に勉強になりました。学校で探究を進めているので,生の高校生の声を聴けたことが私の中で一番の収穫にもなり,教員として耳が痛いこともありました。自校の生徒たちの声も聴きたいと思いましたし,先生方とも,このワークショップでの内容や意見交換を共有したいと思いました。少しずつ生徒たちと同じ目線で,「探究」を楽しく一緒にできるようにやっていきたいです。(高校教員)
・非常に参考になりました。探究力が強まれば、企業に勤めた際にも自力で考え働き、新しい仕事や事業を産み出す能力になると思います。ゆくゆくは日本を救うスタートアップになる可能性を感じました。(会社員)
今後も,さまざまなワークショップを企画していきますので,下記をご参照下さい。

